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2020年09月20日

第一種換気の気密レベルとは!

先日、住まいt環境社で1985リノベ学校代表の野池政宏様の

ZOOM セミナーがあり、興味深いデータを教えていただきました。



 「第1種換気に求められる気密レベルは最低C値0.5㎠/㎡となる。」

第1種換気の本来の役割である熱回収能力を最大に発揮させるには、
漏気量qをゼロにしなければなりません。
言い替えますと、漏気量qがゼロとなる気密レベルを有する建物を
実現することで、初めて換気による損失熱エネルギーを最小する
ことができる事になります。

平均外部風速2.5m/sと比較的小さな地域において、第1種換気に
求められる気密レベルはC値0.5㎠/㎡となり、さらに平均外部風速が
6m/sと大きな地域においては、C値が0.2㎠/㎡とかなり高い性能が必要となる。

しかし、
 「第3種換気においてはC値は1.5㎠/㎡とレベルは低くてもOK。」

第3種換気では、室内に生じる負圧と建物の外側面および風下側の
外面に生じる負圧とがお互いに引き合う形でバランスするために、
室内外の圧力差に基づく漏気量は大幅に減少することになる。

その結果、第3種換気での漏気量がゼロとなる気密レベルは、
第1種換気に較べてかなり低いものとなります。


詳細については、JVIAのホームページ に詳しく書かれています。

JVIAとは、日本輸入換気システム連盟で、
「我が国の住宅環境の改善」を目的にかかげた住宅用輸入セントラル
換気システムやその関連部材の輸入・発売元企業及び代理店などが
中心になって、2000年(平成12年)に設立された任意団体です。


建物の気密化は、省エネ化を図る上で、断熱性能と同様に重要。

建物の気密化は、室内の空気環境を快適に保つために必要な
換気量の確保と、換気の効率を高めるために換気経路を
しっかり確保する上で必要不可欠です。

実は、弊社が床下エアコンを行う際、野池さんに相談して、
温熱計算とエアコンの容量計算、基礎からの熱損失等を考慮して、
「床下エアコンの暖房計画書」を作っていただきました。

野池さん自身が、国内を問わず海外の文献をもとに研究されていて、
温熱環境の権威者として、最近YouTubeでも発信させています。
詳しくは、住まいと環境社のHPをご覧ください。


改めて、弊社の断熱と気密への取組みは正しいことは再確認できました。

  

Posted by 明石の日置建設  at 09:32Comments(0)仕事に対しての取り組み