2019年02月20日
床下エアコンの暖房
1.床下エアコン暖房とは
床下空間を断熱し、その空間にエアコンで熱を加える暖房を
床下エアコン暖房と呼んでいます。
床下エアコン暖房は、最近いろいろな方法や換気扇と併用する
方法等もあり、ある程度の実績が増え、問い合わせも増えてきました。

2.床下エアコン暖房の基本的な考え方
エアコンはうまく使えば一般的な暖房機器(ファンヒーター等)に比べて
エネルギー消費量が少なくなる機器です。また深夜電力料金が昼間に
比べて安いこと、床下空間には基礎コンクリートという蓄熱体があること
により、深夜料金になる時間帯にエアコンを動作させてその熱を基礎
コンクリートに蓄え、その蓄熱分をできるだけ朝以降からの暖房に使おうと
いうのが基本的な発想です。
3.エアコンの特性
エアコンのカタログを見ればわかるように、エアコンには「定格能力」と
「能力の範囲」が示されています。
一般的にはスイッチをONにした状態から一定の室温になるまでは大きな
熱量が発生し、一定の室温になった時点で小さい能力で安定します。
エアコンの効率については不明な点が多いのですが(とくに暖房時)、
少なくとも定格能力運転時として示されている定格効率が出れば、
ファンヒーターなどよりも省エネになることは間違いありません。
したがって、定格能力付近で運転する状況を多くつくるという想定で
暖房計画を考えることが重要になります。
床下空間を断熱し、その空間にエアコンで熱を加える暖房を
床下エアコン暖房と呼んでいます。
床下エアコン暖房は、最近いろいろな方法や換気扇と併用する
方法等もあり、ある程度の実績が増え、問い合わせも増えてきました。

2.床下エアコン暖房の基本的な考え方
エアコンはうまく使えば一般的な暖房機器(ファンヒーター等)に比べて
エネルギー消費量が少なくなる機器です。また深夜電力料金が昼間に
比べて安いこと、床下空間には基礎コンクリートという蓄熱体があること
により、深夜料金になる時間帯にエアコンを動作させてその熱を基礎
コンクリートに蓄え、その蓄熱分をできるだけ朝以降からの暖房に使おうと
いうのが基本的な発想です。
3.エアコンの特性
エアコンのカタログを見ればわかるように、エアコンには「定格能力」と
「能力の範囲」が示されています。
一般的にはスイッチをONにした状態から一定の室温になるまでは大きな
熱量が発生し、一定の室温になった時点で小さい能力で安定します。
エアコンの効率については不明な点が多いのですが(とくに暖房時)、
少なくとも定格能力運転時として示されている定格効率が出れば、
ファンヒーターなどよりも省エネになることは間違いありません。
したがって、定格能力付近で運転する状況を多くつくるという想定で
暖房計画を考えることが重要になります。
2019年02月20日
断熱性能の健康への影響についてデータが充実
室温が年間を通じて安定している住宅では、
居住者の血圧の既設差が顕著に小さい!

冬の寒さだけでなく、夏の暑さも健康に大きな影響を
及ぼしている可能性があることが今回の調査で示された。
起床時の居間平均室温が冬は18度以上、夏は26度未満の住宅と
冬は18度未満、夏の26度以上の住宅の居住者の血圧を
比較したところ、前者の方が最高血圧、最低血圧ともに
季節差が顕著に小さく安定していた。
国交省がウエブ公開
http://www.mlit.go.jp/common/001270049.pdf
同調査は2014年度~2018年度に断熱改修を予定する住宅を
対象として、改修前後における居住者の血圧や身体活動量など
健康への影響を検証するもので、検証の結果、
〇 室温が年間を通じて安定している住宅では、
居住者の血圧の季節差が顕著に小さい
〇 居住者の血圧は、部屋間の温度差が大きく、
床近傍の室温が低い住宅で有意に高い
〇 断熱改修後に、居住者の起床時の最高血圧が有意に低下
〇 室温が低い家では、コレステロール値が基準範囲を
超える人、心電図の異常所見がある人が有意に多いなど、
7つの得られつつある知見が確認されたようです。
居住者の血圧の既設差が顕著に小さい!
冬の寒さだけでなく、夏の暑さも健康に大きな影響を
及ぼしている可能性があることが今回の調査で示された。
起床時の居間平均室温が冬は18度以上、夏は26度未満の住宅と
冬は18度未満、夏の26度以上の住宅の居住者の血圧を
比較したところ、前者の方が最高血圧、最低血圧ともに
季節差が顕著に小さく安定していた。
国交省がウエブ公開
http://www.mlit.go.jp/common/001270049.pdf
同調査は2014年度~2018年度に断熱改修を予定する住宅を
対象として、改修前後における居住者の血圧や身体活動量など
健康への影響を検証するもので、検証の結果、
〇 室温が年間を通じて安定している住宅では、
居住者の血圧の季節差が顕著に小さい
〇 居住者の血圧は、部屋間の温度差が大きく、
床近傍の室温が低い住宅で有意に高い
〇 断熱改修後に、居住者の起床時の最高血圧が有意に低下
〇 室温が低い家では、コレステロール値が基準範囲を
超える人、心電図の異常所見がある人が有意に多いなど、
7つの得られつつある知見が確認されたようです。