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2010年09月06日

韓国の昔の建物の寒い冬対策とは!

 「ソウル建物探訪の旅 その②」

昨日お伝えした、景福宮の中で注目を集めている場所が、「慶会楼」だ。





ここは、池に中島をつくり、そこに建てた楼閣で、宴会場だったそうです。

王が臣下たちと宴会を開いたり、外国の使臣を応待したりしたそうです。


屋根に注目!




景福宮内の建物の屋根の隅棟に上記の物がついています。

これは、何だ?

王宮の建物の屋根にしか付けれないもので、

雑像(チャプサン)っていう魔よけの飾り。

三国志の三蔵法師、孫悟空、猪八戒、沙悟浄たちだそうです。


この数が多いほど建物の格式が上で、景福宮の集玉斎には5体、

上の慶会楼には最高の11体もありました。



次に床下に注目!


日本の建物は夏向きに造られていますが、

韓国では昔から冬の厳しい寒さを乗り越えるため、冬向きに造られていた。

それは韓国ならではの「オンドル」(日本でいう床暖房)である。




床下には換気口はなく、密閉されています。


オンドルとは熱の伝導、 放射、 対流を利用して効率よく部屋を暖める暖房法のこと。

床下に石を用いて煙のトンネルをつくり、その上に薄い板石をのせ、泥を塗り、

さらに特殊な油紙を張って床とする。





外にある焚き口で火をたくと、その煙がトンネルを通って部屋の反対側の

煙突から出るあいだに、床下から部屋全体を暖める仕組みになっている。




「交泰殿」 という王妃が生活をしていた床にも床下暖房のオンドルがあり、

そのオンドルは400年も前からあり、寒い冬を少しでも快適過ごしていたのでしょう。








  


Posted by 明石の日置建設  at 22:10Comments(0)建物探訪の旅