2008年11月08日
出雲大社「平成の大遷宮」
60年に1度!日本最古様式の神社建築である国宝御本殿内部を拝観しました。
出雲大社の「神在祭」に参加し、思いがけず「出雲大社御本殿特別拝観」ができ、感動しました。
「大遷宮(だいせんぐう)」とは、本殿の造営、修理に伴い、修復が完了する平成25年までの5年間、
大国主の神様に仮の本殿となる仮殿に移っていただくことです。

仮殿で「神在祭」がおこなわれました。
国宝に指定されている本殿は、築約260年で、その間、60年〜70年おきに修復されてきました。
そして今回、壮大な本殿の無数の檜皮(ひわだ)で覆われた大屋根が約60年ぶりに葺き替えられます。
この「平成の大遷宮」を記念して、
普段は見ることのできない「出雲大社御本殿特別拝観」が7月と8月に行われましたが、
工事の着工が遅れたため、特別に11月8日の「神在祭」に出席した人が「特別拝観」出来ました。


御本殿入口には長蛇の列 御本殿
御本殿の構造は「大社造り」と呼ばれる日本最古の神社建築様式で建てられています。
柱は全て円柱であり、中心の「心御柱(しんのみはしら)」は長さ11.8m、直径1.1mもあります。
檜皮葺(ひわだぶき)屋根は、千木(ちぎ)と三本の勝男木(かつをぎ)を持っています。
非常に高い床下を持つのも「大社造り」の特徴だそうです。

御本殿特別拝観之証を記念にいただきました。
御本殿の天井には上記の「八雲之図」が描かれています。
造営遷宮の際に描かれたもので、約260年前に描かれたとは思えないほど
色鮮やかで美しいのには驚きました。
内部は、写真撮影ができなかったため、しっかりと脳裏には納めてきました。