ポチッと応援お願いします⇒ 人気ブログランキングへ にほんブログ村 住まいブログ 自然素材へ
ただいま過去の記事を整理中で、写真が見えていない記事があります。m(_ _)m
写真が正常に表示された過去記事を読みたい場合はこちらへ⇒優優素材住宅のススメ

2019年02月26日

床下エアコンの暖房その④

10.暖房能力設定の整理

ここで暖房能力設定の考え方を整理しておきます。

先ほどは最大暖房能力を設定する際に「最低気温の平均」

を用いましたが、それよりも外気温が低いこともあります。

また最大暖房能力は「室温(温度差)を保つ」という考え方

で求めた能力であり、起床時や帰宅時などは「なるべく速く室温を

上昇させたい」という状況が生まれます(これを「立ち上げ時」と呼ぶ)。

エアコンは「最小能力~定格能力~最大能力」の範囲で熱放出が

行われるため、最頻、最大、立ち上げ時及びとくに寒いときの

それぞれの必要能力を賄うことが可能です。

これらの必要能力について、室内エアコンと床下エアコン

(床下の蓄熱分)に分配させて考えていきます。





11.室内エアコンの設定

すでに述べたように、まずは最頻暖房負荷を考えながら

エアコンの設定を検討します。

今回の想定は、室内にも床下にもエアコンを設置するという考え方であり、

室内に設置するエアコンは冷房時には主たる除熱を賄います

(冷房時の床下エアコンの効果はあまり期待できない)。

また最初に述べたように床下エアコンの効果にはまだ不明な点があるため、

暖房についても床下エアコンに頼ることには一定のリスクがあります。

そのあたりを総合的に考え、最頻暖房負荷である3000W のうち、

室内エアコンが賄う分を2200w と設定します。

したがって、室内エアコンはこの2200W に定格能力が近いものを選びます。

  

Posted by 明石の日置建設  at 00:18Comments(0)仕事に対しての取り組み