2022年06月05日
材木不足と価格高騰への対応
本日、住いづくりフェア2022inアクリエひめじで
「ひょうご木の匠の会 会長」として講演しました。
「木の家は健康に良い理由」と題して話をしました。
「兵庫県木材業協同組合連合会」からの依頼なので
「材木不足と価格高騰への対応」についても話をしました。
ウクライナ侵攻でロシア産の木材はどうなるのか?
ロシア産赤松 現状在庫は多い
• 今のところ受注残の入荷が続いている。
• 港頭在庫も潤沢で大きな混乱は生じていない。
• 製材業者の原板在庫は3〜4カ月分と通常より1カ月程度
多くの在庫を確保している。
• 国内に入荷した製品在庫を各流通が多めに手当てしており、
実需を伴う出荷のペースが落ちたため、相対的に在庫量が
増えている。
ロシア産赤松は中国経由で輸入される
•日本ではロシア木材製品は禁輸対象ではないが、
関税が4.8%→8.0%に上昇。
•もともとロシア産木材の最大輸出先は中国。
•戦争開始後も、ロシアから中国への木材輸出は 変わらず
続いている。
•今は出荷量が少ないが、コロナがおさまれば ロシア産
赤松は以前と同量ではないにしても、 中国経由で日本
に輸入されると想定される。
欧州産集成材についての見解
• EUはロシアと決別して日本への木材輸出余力が減少する。
• 今は日本国内の港湾在庫・市中在庫ともに潤沢にあるが
今後入荷減で欧州産集成材の在庫が大幅に減少するのは
確実。
• 仮に近い将来ロシアからEUへの輸入が再開されたとしても、
CLT向け木材需要が増え続け、日本への木材輸出余力は
減少し続ける。
• ホワイトウッド・レッドウッド集成材は今後価格高騰が予想
される。円安が加速すれば価格はさらに高騰する。
• 国内に在庫があるうちにホワイトウッド・レッドウッド集成材から
脱却して、国産材など他産地への樹種変更をおすすめ。
「ひょうご木の匠の会 会長」として講演しました。
「木の家は健康に良い理由」と題して話をしました。
「兵庫県木材業協同組合連合会」からの依頼なので
「材木不足と価格高騰への対応」についても話をしました。
ウクライナ侵攻でロシア産の木材はどうなるのか?
ロシア産赤松 現状在庫は多い
• 今のところ受注残の入荷が続いている。
• 港頭在庫も潤沢で大きな混乱は生じていない。
• 製材業者の原板在庫は3〜4カ月分と通常より1カ月程度
多くの在庫を確保している。
• 国内に入荷した製品在庫を各流通が多めに手当てしており、
実需を伴う出荷のペースが落ちたため、相対的に在庫量が
増えている。
ロシア産赤松は中国経由で輸入される
•日本ではロシア木材製品は禁輸対象ではないが、
関税が4.8%→8.0%に上昇。
•もともとロシア産木材の最大輸出先は中国。
•戦争開始後も、ロシアから中国への木材輸出は 変わらず
続いている。
•今は出荷量が少ないが、コロナがおさまれば ロシア産
赤松は以前と同量ではないにしても、 中国経由で日本
に輸入されると想定される。
欧州産集成材についての見解
• EUはロシアと決別して日本への木材輸出余力が減少する。
• 今は日本国内の港湾在庫・市中在庫ともに潤沢にあるが
今後入荷減で欧州産集成材の在庫が大幅に減少するのは
確実。
• 仮に近い将来ロシアからEUへの輸入が再開されたとしても、
CLT向け木材需要が増え続け、日本への木材輸出余力は
減少し続ける。
• ホワイトウッド・レッドウッド集成材は今後価格高騰が予想
される。円安が加速すれば価格はさらに高騰する。
• 国内に在庫があるうちにホワイトウッド・レッドウッド集成材から
脱却して、国産材など他産地への樹種変更をおすすめ。
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