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2009年07月10日

長期優良住宅の目的

マイベストプロ神戸で下記のようなQ&Aがあったので書きました。

Q:住宅ローン減税や贈与税減税などの優遇が受けられる200年住宅に興味持っています。

何かカラクリがあるのではないか?と思うのですがいかがでしょうか。

A:そうなんです。
実は大きな「カラクリ」があるようです。
少し聞いた話と私の推測も交えて書かせていただきます。

200年戸建のカラクリ(目的)とは!

・安心な良質の住宅をつくる
・省エネ断熱でCO2削減を目指す
・長期に住宅を使い維持することで地球環境を守る
・地震に強い家をつくり被害を少なくする
・建築基準法の4号特例の廃止をスムーズに行う
・高齢化に伴う高齢者対応住宅をつくる
・住宅履歴をしっかりしストック型住宅をつくる

以上のような国の目的があるようです。

もう少し詳しくご説明しましょう。

まず、

200年住宅すなわち超長期住宅という言葉が「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が平成21年6月4日に施行され「長期優良住宅」に変わりました。
ということで、200年という言葉に固執しない方がいいと思います。


その長期優良住宅のカラクリ(目的)を自分なりに詳しく説明します。

・安心な良質の住宅をつくる。
 姉歯事件以後大きく建築に関する法律も変わり、住宅購入者に安心して良質の住宅を提供できるようになってきたが、さらに進めていくため。

・省エネ断熱でCO2削減を目指す。
 地球温暖化が世界規模の深刻問題となっている現代、家づくりの観点からも省エネ断熱によりCO2の削減を促すため。

・長期に住宅を使い維持することで地球環境を守る。
 日本は「つくっては壊す」家つくりがなされている結果、産業廃棄物の増、無理な資材調達で環境破壊、資材移動に伴う運搬によるCO2排出等があり、それを軽減し地球環境を守るため。

・地震に強い家をつくり被害を少なくする。
 地震国日本、いつどこで大きな地震が起きるかわかりません。そのため、耐震性を強化し、地震による被害を少なくするため。

・建築基準法の4号特例の廃止をスムーズに行う。
 H19年6月20日の建築基準法の改正で、国土交通省の失態により確認申請が滞り、新規の着工が著しく減った。そのため、4号建物(木造2階建て以下、500㎡未満:構造計算が免除)について早々4号特例を廃止する予定だったが順延されている。今後、耐震等級をあげることで構造計算を行う業者が増え、4号特例廃止の準備となり、廃止後も混乱が起きないよう比較的順調に確認申請が降りるようにするため。

・高齢化に伴う高齢者対応住宅をつくる。
 今後、少子高齢化社会になるため、先を見越して高齢者対応型の住宅をつくり、住宅改修補助を少なくするため。

・住宅履歴をしっかりしストック型住宅をつくる。
 これまでの住宅政策の流れでつくられてきた日本の住宅は30年で寿命を迎える短命なもの。今後、高品質な住宅を社会的資産として長期利用するストック型の住宅体制になり、日本の住宅の平均寿命も上がる。
そして、資産としての住宅の価値が高く持続され、世代を超えて長く住み続けられる住宅をつくるため。

量から質へ
スクラップ&ビルドからストック型へ

いかがですか?

長期優良住宅(200年戸建)に対し、国の大きなカラクリがあるようです。


もう少し質問があり、続きは明日へ  


Posted by 明石の日置建設  at 23:59Comments(0)HKWハウス五色山の家