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2006年12月13日

「ウッドハウス大久保の家:もっと詳しく?」

ー設計とデザインについてのコメント紹介ー

今回の「ウッドハウス大久保の家」についてデザイン設計のポイントを、スペースプロ
一級建築士事務所の岡田さんからコメントを頂きましたのでご紹介します。

「ウッドハウス」と「オール電化住宅」についての取組みについても岡田さんよりコメントを頂きましたので、紹介します。


オール電化とウッドハウス高気密断熱住宅(明石大窪C邸より)
京都議定書の目標達成に危険信号が点灯している日本。住宅建設と家庭でのCO2排出削減をすすめることも大きな課題となっています。その状況で、高気密断熱、長寿命ウッドハウスとオール電化住宅の組み合わせで地球とお子様の未来に貢献します。

(C邸 計画概要)
この住宅は、30代の夫婦と男児2人の家族構成です。LDKと各寝室に加え、書斎スペースとご両親等の訪問に備え、独立した和室を設けることがご希望でした。敷地は南面が約7mの道路に面し日照、通風とも良好でしたが、道路向かいの南側に住居がすでにあり、手摺壁やパーゴラフレーム等による視線の処理が必要と考えられました。
 また、北側隣家が接近していることから、日照を配慮して屋根北面を急傾斜としています。

(C邸 デザイン計画)
奥様のご要望を主に「和アジアンな雰囲気のやさしい家」「花と緑が似合う家」を設計コンセプトとしました。外装材は南面を火山灰混入塗材「ソトン」、他の面をサイディング貼りとしてコストバランスをとりながら、茶系でまとめた「こころ和む」外観を狙っています。
 内観は、カラマツの素材感を活かして柱梁を見せる「真壁」方式とし、1階部分では壁仕上に、漆喰コテ仕上げを採用し、茶と白のコントラストで和アジアンな雰囲気を演出しています。

(CO2排出削減効果、国内林産業とウッドハウス)
木造住宅はコンクリート住宅に比べ8分の1、鉄骨に比べ3分の1(地球温暖化防止機構HPより)と資材におけるCO2排出は極めて少なく、長寿命建築でさらにその効果は大きくなります。
 また、今回のウッドハウス主要材には国産カラ松を採用し、国内林産業の振興、山林の健全な管理に貢献、外国産材の輸送に係るCO2排出も抑えています。

(木造気密住宅におけるIHクッキングヒーターの優位性)
「炎」が出ないIHは建築法令による火気使用室内装制限を受けないため、ウッドハウス仕様の無垢天然木素材をキッチンに使用できます。また、ガスレンジを使用するよりフードでの換気量が少なくできるためエネルギーロスを抑え、室内の冷暖房効率を高めることができます。さらに、夏季冷房時にはガスの炎により空気が温められることがないIHが断然優位です。

(ウッドハウスとバリアフリー、オール電化の今後)
高齢となったときを考え、バリアフリー住宅を希望される方に、ウッドハウスはメーターモジュール(1m×1mで通常より9cm広い)ですので、標準設計で通路幅等を理想的に確保でき、お薦めです。  また、炎が出ないため火災発生危険が少なく、その他にも電力会社等が提供する光ネットを使った各種セキュリティー、情報サービス等を整えることで、「安全で付加価値の高い」住宅とすることができます。


     スペースプロ 一級建築士事務所   代表   岡田俊彦
              ( 一級建築士   福祉住環境コーディネーター)
  

Posted by 明石の日置建設  at 17:03Comments(0)ウッドハウス大久保の家