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2006年08月31日

「構造見学会の見所?」

今回、お施主様が断熱性能、耐震性能にこだわられています。

「こだわりの理由とは、夏冬快適で、冷暖房費が4割も削減できる!!」

・ 従来の断熱工事に問題あり。
従来の木造住宅の断熱工事では、グラスウールを壁にはめ込んだり、天井裏に敷きつめる施工方法が主流ですが、 この様な工法では、断熱材自体が水分を吸収しやすい事、内部の空気が移動しやすい事、 施工時施工部分との間に隙間が発生する事など、これらは断熱材としては問題を抱えています。
1.. 断熱材内部に入り込んだ水分がもとで、黒カビ・ナミダタケなどが繁殖したり、 住宅構造木材・ボード・ビニルクロス・塗装等の老朽化を促進し、住宅そのものの耐久性が損なわれます。
2.. 冬場室内の湿気を帯びた暖かい空気が、壁や天井の隙間からグラスウール内部に侵入し内部結露を発生させ、 多量の水分を含む事により大幅な断熱効果ダウンを引き起こします。
3.. 施工時発生する断熱材と施工部分との隙間から、冷気・暖気の漏れが発生し、冷暖房費が増大する事になります。



・ 外断熱工法 の家とはどんな家?
基礎から屋根まで断熱材ですっぽり覆った「 アキレス外張り断熱工法」によって、 気密性と断熱性を高めています。
また基礎についても断熱を徹底。
壁は40?、屋根は100?のアキレスボードを柱の外側に張り、壁、屋根に通気層を設け、棟で換気をしています。

今回は、屋根に100?の断熱材を使用しているため、効果は倍増しています。
さらに、南側の軒も1メートル以上出ているため、さらに効果倍増。

そのあたりも見所ですので、現場でご確認下さい。

厚さ100?の屋根断熱材。Y邸外壁断熱の様子。






厚さ100?の屋根断熱材。   Y邸外壁断熱の様子。


外断熱




外断熱のイラストです。

・ なぜ、壁体内結露がおこりにくいの?
断熱材はウレタン変性イソシアヌレートフォームを芯材に使い、 更に両面に難燃加工ポリエチレン防湿紙(アルミ箔のようなもの)を一体成形した高防湿ボードですので、湿気を通さない。
すなわち、結露がおきにくい。
また、外断熱で家全体をすっぽりと包み良好な室内環境を実現しながら、壁の内部に空気の通り道を作ることで結露を防止し、 建物はもちろん、住む人の健康にも充分配慮しています。


・ 窓の結露対策は?
サッシは三協アルミのアルミ樹脂複合サッシ「アルジュR70」を使用。
基本構造は、室外側はアルミで、室内側は樹脂で、樹脂は熱伝導が低いため結露がおきにくい。
また、ガラスは複合ガラス(ペアガラス)を使用し、ガラスとガラスの間の空気層を12ミリにし、ガラスにも配慮しています。
すなわち、断熱性・防露性・気密性・遮音性・水密性・耐風圧性に優れたサッシを使用。


・ 外断熱工法だけで冷暖房費が4割も削減できますか?
いいえ、もう一つ大切なことが「気密を高める」事です。
「気密を高める」とは隙間を少なくする。隙間から室内の冷気が外部に逃げるのを防止する事です。
「気密性能」(C値)とは、「住宅の次世代省エネルギー基準」で、気密性を表す指標として、C値を用い、 この地域(加古川市)は5c?/?以下が基準値で
す。(延床面積100?の住宅は、 家全体の隙間の面積が500c?(約22センチ角)以下であればC値が 5c?/m2以下の「気密住宅」です。)

しかし、この度の気密測定で0.4?/?という非常にいい結果がでました。

ウッドハウスでは1.00c?/?以下が義務付けられていますが、当社では、いつも0.60c?/?以下を心がけています。


以上、断熱性と気密性を高めることにより、「夏は涼しく、冬暖かい快適な家で、結露がほとんどない家、そして、冷暖房費が4割ほど削減できます。」

・ さらに必要なことがあります。それは、「換気」です。
  その重要な「換気」について明日お送りします。

  

Posted by 明石の日置建設  at 09:57Comments(0)ウッドハウス平荘の家