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2005年10月20日

「木の家・憧れの住まい」4章

「木の調湿コントロールで、家中いつでも快適」

天然のエアコン機能で、千年以上の長期保存。

木には湿度をコントロールする優れた機能があります。空気中の湿度が高いときには水分を吸収し、逆に低いときには水分を放出します。湿度の多い日本にとって、この調湿機能は大きなメリットになります。
この機能で有名なのが、奈良の東大寺の正倉院です。奈良時代の美術工芸品をはじめ、国家的国宝が数多く収蔵されるこの宝庫は、桧造り、単層、寄棟本瓦葺きで高床式に造られています。
この構造によって、木の調湿作用が働き、ほどよい通風と防湿が図られて、およそ1200年にも渡って貴重な宝物の保存を可能にしてきました。

家族の健康を守る、穏やかな室内湿度。

このような木の調湿機能は、私たちの健康を保つためにも大きく関係します。 人が生活するにあたって、湿度は高すぎても低すぎても、健康にはマイナスです。湿度の大幅な低下はインフルエンザなどのウィルスの繁殖を活発にし、また、多湿になるとカビ・ダニが発生しやすくなります。

ダニは高温・多湿の場所を好んで生息しますが、湿度が70%以下の環境では繁殖しにくいことがわかっているため、調湿機能を持つ木材はとても効果的です。
また、木の放つ芳香成分・フィトンチッドには殺菌作用も含まれており、木の調湿機能と相まって、ダニの害を抑えることが期待できます。

住まいは、家族とともに永い時間を過ごす大切な場所。だからこそ、目に見えない湿度まで健康で快適な住空間づくりに貢献する木の家は最高の住まいなのです。

明日は「木の強さがわかる木の特性」について掲載します。

  

Posted by 明石の日置建設  at 09:46Comments(0)木の家・憧れの住まい